【高2留学】イベントレポート|3期生報告会
3月12日(火)15:30~17:00、オンラインにて地域みらい留学365 3期生の留学報告会を開催しました。100組近い方にお申込みいただきました。誠にありがとうございます。
▶当日の内容
・事務局より地域みらい留学365の紹介とこれまでの実績の紹介
・地域みらい留学365 3期生の報告
・トークセッション①「高校生の越境を促進するための学校間連携について」(登壇者:橋本 昌幸 氏・安居 長敏 氏)
・トークセッション②「なぜ高校生から越境する必要があるのか?」(登壇者:安居 長敏 氏・岩本 悠 氏)
▶登壇者
山中 百合花 さん
地域みらい留学365 3期生
橋本 昌幸 氏
三重県立昴学園高等学校 校長
留学生受け入れ校
安居 長敏 氏
ドルトン東京学園中等部・高等部 校長
留学生送り出し校
岩本 悠 氏
一般財団法人 地域・教育魅力化プラットフォーム 代表理事
地域みらい留学365事務局
▶事務局より地域みらい留学365の紹介とこれまでの実績の紹介
事務局である一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォームの小谷氏より、1~3期までの留学生数の実績や現在留学中の3期生の留学先での活躍状況が紹介されました。また、4期生の送出し予定も含めると、地域みらい留学365を利用した国内高2留学に90校近い学校が送り出しをしてきたということも紹介され、少しずつ広がりを見せてきていることが示されました。
2期生の大学進学実績も紹介され、多くの生徒が総合型選抜や推薦入試において「地域みらい留学365に挑戦したことが、大学受験に役立った」というデータも示されました。
参加した高校や教育機関の先生方に向けて、「うちの学校からも生徒に挑戦してほしい」ということがあれば、地域みらい留学365事務局による、学内説明会の開催について、希望があれば問合せをということも話されています。ご興味ある先生はお問合せしてみていただければと思います。
▶地域みらい留学365 3期生の報告
事務局からの話に続き、お待ちかねの留学生からのプレゼンです。東京のドルトン東京学園から三重県立昴学園高等学校に留学している山中さんに登壇いただきました。
1年間どのように過ごしてきたかを中心にお話しいただき、留学したときの1年間の流れに不安のある方にとっては、とてもわかりやすい発表でした。在籍していたドルトン東京学園では、定期テストがなかったそうです。昴学園で初めての定期テストに挑戦し、「計画的な勉強の積み重ねの重要さを知った」という話は印象的です。
12月には、昴学園のある大台町の地域課題探究を行う中で取り組んだ「大人の1年移住PJT」が、地方創生 ☆政策アイデアコンテスト2023にて最高賞である 「地方創生担当大臣賞」を受賞したことが披露され、学びの多い留学生活だったことがうかがえます。
▶トークセッション①「高校生の越境を促進するための学校間連携について」(登壇者:橋本 昌幸 氏・安居 長敏 氏)
このセッションでは、山中さんの送り出し側であるドルトン東京学園の校長・安居先生と、留学受け入れ側である昴学園の校長・橋本先生による対話が開催されました。
山中さんのプレゼンを聞いたうえで、それぞれの視点から感じたことがまずは語られます。そのうえで、それぞれの立場から留学生に期待することが話されました。
視聴しに来られた高校の先生方にとって気になる、「留学に際する学校側の事務負担」などにも触れられ、両校の立場から、事務局によってフローが整備されており大きな負担はないということも話され、事務局を担うCPFとしてもとても勇気づけられる時間でした。
▶トークセッション②「なぜ高校生から越境する必要があるのか?」(登壇者:安居 長敏 氏・岩本 悠 氏)
最後のセッションで、安居先生と地域・教育魅力化プラットフォーム代表理事の岩本氏による対談です。開始早々、岩本氏から安居先生に問いかけられます。
「なぜ、学校として地域みらい留学365に生徒を快く送り出すのか」
「海外留学ではなく、国内で留学することの面白さとは何か」
「短期やターム留学等の考え方もある中、1年間地域で過ごすことの価値はどのように考えられるか」
安居先生は、
「海外もいいけど、日本のことをまず知ることは重要」
「海外に行ったときに、日本のことを発信できるようになっていることも大切」
「国内でもこんなに違いがあり、自分の暮らしが当たり前じゃないんだということを知ることは貴重な経験」
というような返答が続きました。
▶なぜ、高校時代に留学するのか
最後に、岩本氏から山中さんに「高校時代に留学に挑戦する意味はなんだろう」という問いかけがありました。
山中さんは「私は大学に行きたいと思っています。大学は、自分のやりたいことを見つけたあとに、それを深め学ぶために行くものだと考えています。そうしたときに、高校時代に留学をして自分のやりたいことを見つけるということが、高校時代の留学の行く意味なのかなと感じます。」という言葉を残してくださいました。
まだまだ、話を聞いていたいところでしたが、あっという間に時間が過ぎていきました。アンケートでも「もっともっと生徒の話を聞いてみたかった」というお声もいただいております。事務局として、生徒の体験したストーリーを皆さんにもっと知っていただけるように、イベントや記事の準備をしていきたいと思います。