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地域みらい留学 対談企画

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地域みらい留学では、各業界のフロントランナーの方々と対談企画を行っています。
運営しているクリエイター

#経営者

アイデンティティとコンフィデンスを育み、 自分の人生にオーナーシップを。

一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォームは、日本を代表するリーダーの方々に「ビジョンパートナー」となっていただき、新しい発想とアイディアで、力強く一緒に未来を築いていただいています。 このシリーズでは、ビジョンパートナーの皆さんが思い描かれている未来についてお聞きしていきます。 水谷:荻野さんには高校3年生の娘さんと高校1年生の息子さんがいらっしゃり、お二人ともスイスの学校で学んでいるそうですね。どういうきっかけで留学をすることになったのでしょうか? 荻野:娘が小学

居心地の良い世界を飛び出し、人とかかわりリアルを知る体験を!

水谷:高橋さんは、大学を卒業してインテリジェンスに入社して以来、ずっと人材業界で活躍してこられました。特に、「どこに行っても通用する生きる力=ポータブルスキル」の大切さを主張してこられた姿がとても印象的です。そんな高橋さんの原点、原体験はどのようなものだったのでしょうか? 高橋:子どもの頃に、家業を手伝っていた経験ですね。私は大分県国東半島の小さな町の生まれで、実家はプロパンガスの販売店をやっていました。プロパンガス以外にもガス器具やお米、タバコ、お酒などいろいろ扱っていて

同質を集めて枠にはめる時代は終わり。 異質と出会い多様性のなかでもまれ、 感じ考える体験が、人を育てる。

水谷:安渕さんには、地域みらい留学の先駆けとなった島根県立隠岐島前高校に実際にお越しいただきました。ISAK(インターナショナル・スクール・オブ・アジア軽井沢)の立ち上げなど、さまざまなかたちで次世代の育成や意志ある人たちの応援をされてきた安渕さんの目に、島の高校生たちはどのように映りましたか? 安渕:島(海士町)では、高校生たちと車座になって対話をする機会がありました。みんな「なぜ自分はここに来たのか」をしっかりと語れることに驚き、また同時に、この子たちは偶然ここに来たわ