【高2留学】少しでも迷っているなら行ってみるといい|地域みらい留学365
高校2年生の1年間を、在籍校とは別の地域の公立高校で過ごすという、日本初の国内単年留学である「地域みらい留学365」。
現在、この制度を使って、愛知県名古屋市から島根県の隠岐の島町にある、島根県立隠岐高等学校に留学している森咲星さんにお話を聞いてみました。名古屋という都会から、離島での生活になり、どう過ごされているのでしょうか。
今までにないくらい満喫した夏
――“隠岐”だからこそ楽しめたことはありますか?
森さん 隠岐は“離島”なので、「夏」が特に楽しかったと思っています。
――どんなことをして楽しんだのでしょうか。
森さん シーカヤックとか海でバーベキューしたりしましたね。今までにないくらい満喫できて、楽しかったなと思いますし、来てよかったなと思いました。
ぶつかった壁
――生活面で、愛知とのギャップを感じたことは?
森さん コンビニがないので、通販とかを利用するときにコンビニ払いとかができないので、困ってしまうことはありますね(笑)
――学校でぶつかった壁はありましたか?
森さん クラスのみんなは保育園から同じメンバーで輪ができあがっていて、それでいてシャイな感じで、その輪の中に入っていくことが難しかったです。7月くらいまではなかなか馴染めずに苦戦した記憶がありますね。
――その壁は乗り越えられたのでしょうか。
森さん 時間を重ねるにつれて、共通の話題ができてたりして、今は輪の中に入れていますよ。文化祭や体育祭などのキッカケがあったのも大きく、普段話せない人とも話す機会ができて、一部の人とだけと仲が良いというわけではなく、みんなと馴染めているかなと思います。
――なるほど、それが聞けて安心しました。
森さん みんな優しいので、話しかければ優しく接してくれるんですよ。
考え方が変わった留学
――この留学期間中に、自分に起きた変化はありますか?
森さん これまでの自分は、不満があったりすると、「周りの環境」や「人のせい」にしていた部分があったと、今思い返せば感じます。
――もう少し具体的に聞いてもいいですか?
森さん 隠岐に来たばかりの頃も、“みんなが話しかけに来てくれないから”馴染めないと、他人のせいにしていたんです。でも今は、“自分から話しかける”という「積極性」があれば仲良くなれるわけなんです。
――留学中にも人のせいにしてしまっていたということでしょうか。
森さん はい。今までは受け身で周りのせいにしていたけど、でも、根本的な原因は”自分”にあったんだなって気づくことができたんです。そういう点で、考え方が変わったなって思いますね。
いま、私が後輩の皆さんに伝えたいこと
――地域みらい留学365への挑戦を考えている後輩にメッセージはありますか?
森さん 私自身、この留学を決めた時は、“行って後悔”するより“行かないで後悔”するのは嫌だって思っていたんです。少しでも迷っているなら、行ってみることをおススメしますね。元の高校で2年生になった時に、行っておけばよかったと思っても遅いので。行ってみれば何とかなるものなので、ぜひ行ってみて欲しいです。
<編集後記>
落ち着いた表情で受け答えをしてくれた森さん。その言葉には、苦悩に悩まされる日々をも乗り越えてきた、力強さを感じます。一つひとつの言葉もしっかり選びながら、ありのままの留学生活のことを伝えようとしてくれる姿勢に、感動さえ覚えました。一歩踏み出して挑戦した、森さんだからこそ言える「行ってみれば何とかなるもの」という表現には、背中を押される後輩も多いことでしょう。(取材編集:地域・教育魅力化プラットフォーム 小谷祐介)
今年度募集においては、継続募集を実施中の学校もあります。現高校1年生(来年2年生)で少しでも気になった方は、是非このチャンスに一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
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