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テーマ別学校説明会「地域の特徴とつながり」開催レポート

2021年の「地域みらい留学 合同学校説明会」が始まりました!
今回イベントレポートとしてお届けする「地域の特徴とつながり」というテーマだけではなく、「小規模校ならではの学び」「放課後の学習環境」などといった多様なテーマについて受け入れ校の先生方やコーディネーター、現役高校生がリアルな声を届けてくださいました。


テーマ別説明会「地域の特徴とつながり」参加校 
・島根県_隠岐島前高等学校
・福島県_川口高等学校
・熊本県_矢部高等学校
・岩手県_大迫高等学校



学校紹介① 『島の大人たちの背中から学ぶことがある』_隠岐島前高等学校(島根県)

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学びの機会を学校に閉じるのではなく、島全体を学びの場と捉える隠岐島前高校のコンセプトはズバリ、「島全体が学校・島民みんな先生」です!

このコンセプトに基づいて、隠岐島前高校では以下の3つのシーンを体験することができます。

①島の大人(先生)との出会い「島親」
島の外から来た島留学生に対して、「島親」さんという地域の方が1人ずつペアとして担当し、交流を深めます。ある留学生は、農業に関心を抱いていることから、農家の島親さんの元で仕事をお手伝いしています。

②様々な場所で、地域の大人と対話を重ねる
地域の現状等について、地域の大人からヒアリングしたり、生徒たちが自発的に考えたことをその地域の方々に発表したりする機会が様々な場面であります。

コーディネーターの宮野さん自身、都市部出身ということで地域の方々との触れ合い度合いについて比較してくださいました。

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特に、何かお世話になった時に3回(その時、次の日、次に会った時)お礼を言うという文化は印象的ですね…!これくらい密なコミュニケーションが生まれる場だと、地域の方々との触れ合い度合いは高そうです!

③地域の大人の仕事や生きざまから学ぶ「私の生き方」
生徒たちが、地域の方々との仕事やその仕事に就いた経緯について、対話を通じて聞く機会が用意されています。実際、隠岐島前高校卒業生の進路や入試方法も多様です!

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現在は新型コロナウイルスの影響により、ICTを活用しながら行われています。

④地域の大人と学ぶ機会を生徒がつくっちゃう@公立塾
「10人集まれば、10の生き様がある」。様々な分野でご活躍されている方々をゲストとしてお呼びし、"人生"について語ってもらいます。時には質問をしたり、みんなで対話を重ねたりすることもあります。このようにして、ひとつの空間を創り上げていく60分間のライフイベントです。

(番外編)社会(地域外)の大人や世界の大人にも開いて学ぶ
島の中だけでなく、島外や世界の方々からも、ICTを利用して学ぶ機会も用意されています。

⑤「いってらっしゃい」で送り出される出航!

最後、卒業して別れを迎える場面では以下のような形で地域の方々に見送られます(盛大で温かみを感じます…)!

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島全体が学校というコンセプトが印象的な隠岐島前高校の詳細を知りたい方は、地域みらい留学サイトでご確認ください!

学校紹介② 『~心のふるさと・金山町にきれくれんつぇ!~』_川口高等学校(福島県)

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福島県金山町に位置する川口高校は、森林に囲まれた、豊かな地域資源があふれる町に存在しています(赤カボチャや天然炭酸水等が有名です!)。都市圏からは車で約4時間ほどでアクセスできます。

そんな川口高校は、全日制普通科で、全校生徒数は70名(1学年1クラス25名)です。特色としては、少人数学科、ボート部等が挙げられます!
また若桐寮(わかぎりりょう)という寮もあり、現在、28名(内、県外生は8名)の生徒が生活を共にしています。学校までは徒歩14分で、3食分の食事代込みで1月あたり20,000円とお得です!

今回は実際に、川口高校の生徒である、若菜さん、大竹さんから「地域の特徴とつながり」についてお話していただきました!

若菜さん「町内の方との会話が特徴的です。登下校の時は『おはようございます』『こんにちは』と言うと、『おはよう』『こんにちは』と返してくれます。中には、『いってらっしゃい』『おかえりなさい』と言ってくださる方々もいます。」

大竹さん「茶道と華道を学ぶ『茶華道班』で活動しています。茶華道班では、地域の祭りなどに参加して、町の方々にお茶を振舞ったりお話をしたりします。そこでは、日々の部活の成果を皆さんに披露できるので、とても達成感がありますし、お茶を飲んで笑顔になっていただくと温かい気持ちになります。」


日々の登下校や部活動の中でも地域の方との触れ合いの機会がたくさんあることは、川口高校ならではの特徴とも言えますね!

他にも、地域ホームステイや政策コンテスト、地域体験講座など、地域の方々と触れ合う機会が充実しています!

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地域の温かさに囲まれながら、多くの挑戦ができる川口高校についてより詳しく知りたい方は、是非オープンスクールに足を運んでみてくださいね!



学校紹介③ 『地域に根ざし125年、町のみんなが応援団』_矢部高等学校(熊本県)

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矢部高校は世界一のカルデラである阿蘇南外輪山の南、山都町(やまとちょう)に位置しています。山都町は、標高300~900mの冷涼な気候で、きれいな水と栄養満点の土壌に恵まれているため、農業や林業が盛んな町です。ミュージシャンや陶芸家、起業家などの移住者を優しく受け入れる町としても魅力的です!

高校周辺には病院や温泉宿泊施設、様々な店舗がそろっており、熊本市中心部及び熊本空港から車で約40分でアクセスすることができます。

矢部高校には、①食農科学科、②林業科学科、③普通科の3つの学科があります。今年度の全校生徒数は126名で、各クラス10人前後で編成されているため、クラス全体で仲良くなりやすいことも特徴的です。

矢部高校の授業は、地域と密接につながったものが多いです!農産物や木材を積極的に活用し、持続可能な農林業や持続可能な地域について学ぶことができます。

①林業科学科

すすきや竹など、自然のものだけを使って、地域の伝統的な祭りである八朔祭(はっさくまつり)で使用する「大造り物」を制作します。

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また、町で伝統的な石橋は今でも県道として一部使われています。その橋をつくり、修復する石工技術について、町の方々から学ぶ機会もあります。

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②食農科学科

有機農業発祥の地と言われる山都町をフィールドに、インターンシップを通じていちごの収穫や食品製造などに挑戦します。これらの活動を通じて、地域の方々と交流することができます。

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山都町からの支援が充実していることも、矢部高校の魅力です!支援内容は以下の通りです。

☆入学支度金:40,000円
☆2・3年次:教科書代補助
☆下宿代補助:10,000円/月

寮については、NPO法人による寮「やまと令和寮」が平成31年4月に開寮しました!寮費は1月あたり55,000円で、町から1月あたり10,000円の補助があります!

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7月30日(金)には食農科学部と林業科学部で体験入学も予定されています!少しでも関心を持たれている方は、是非ご参加ください!



学校紹介④ 『地域を活かし地域に根ざした高校生活!』_大迫高等学校(岩手県)

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大迫高校が位置する大迫町(おおはさままち)は、東京からは約3時間ほどで、新幹線の駅からは約20分程度でアクセスできます。

大迫町はブドウ栽培が盛んで、国内外のワインコンクールで数々の賞を受賞するワインを醸造している、50年以上の歴史を誇る株式会社エーデルワインが学校の隣にあります。また、オーストリア共和国のベルンドルフ市とは国際友好都市の関係にあります。

そんな自然豊かであたたかな風土のある町にある、大迫高校の入学者募集定員は40名で、そのうち「おおはさま留学生」の募集定員は4名(一般入試のみ)です!

大迫町内唯一の高校である大迫高校は、地域と歩む「日本一礼儀正しい高校」をスローガンに、大迫の地域資源を活かした多様な体験や学習が用意されています!地域との関わりを重視する上で、礼儀を身に着けることは重要で、且つ未来を生きる力の素養にもなりますね。

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学芸部神楽班では、ユネスコ無形文化遺産としても世界的に有名な「早池峰神楽の郷(はやちねかぐらのさと)」を、保存会の方々から直接指導を受けて継承活動に取り組みながら、交流を深めています!

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また、大迫高校では少人数の部活動も魅力的です!自転車競技部は、過去にオリンピック選手を輩出した伝統ある部で、起伏の激しい地形を活かしたトレーニングに励んでいます!

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さらに、伝統行事である全校での登山や、「おおはさま宿場の雛まつり」やクロスカントリー大会など、地域のイベントに積極的に参加することで、地域との関係を深めています!

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さらにさらに!大迫高校では生徒1人1人の学力や関心に合わせて、少人数での授業が展開されています。中には、ドローン操作やプログラミングについては、校長先生が自ら指導してくださるそうです(従来の組織の形態に囚われていないところもすごいですね)!

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留学制度以外にも、花巻市から通学補助や学習支援、姉妹都市派遣事業補助(海外派遣)などの様々な支援を受けることができます!

「おおはさま留学生」の住まいはホテルの一室です!ホテルに大浴場があり、食事はレストランシェフのおいしい料理が提供されます(うらやましい…)!

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おおはさま留学や、大迫高校についてのお問い合わせは、以下の連絡先にお願いします!

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さらに詳細が気になる方は、地域みらい留学サイトにアクセスしてみてください!



Q&Aセッション

※時間や質問の都合上全ての高校が答えていないものもあります。

Q. プログラミングは学べますか?

矢部高校
食・農の学科では、情報処理の授業、普通科は商業の授業でパソコンやプログラミングに触れる機会があります。ドローンに触れる機会もあります!


Q. ずばり、各校の一押しポイントはどこですか?

隠岐島前高校
町の人全員が魅力的であることです!!

川口高校
学校の周りが自然豊かで穏やかで静かなことです。誘惑がないので勉強に集中しやすいです(笑)!

矢部高校
空気と水が本当にきれいなことです!!

大迫高校
伝統文化である、神楽を学べることです!

おわりに

「地域の特徴とつながり」をテーマに、4つの学校がお話してくださいました。どこの学校も、それぞれの地域の特徴が魅力的で、「こんなあたたかい環境で学びたい!」という気持ちになりますね。学校以外にも、寮の雰囲気や休日の過ごし方など、さまざまな観点から高校を探してみてはいかがでしょうか?

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https://c-mirai.jp/
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