テーマ別学校説明会「小規模校の魅力に迫る!」開催レポート
学校紹介① 『町総ぐるみ!「未来を創る」学校を創ろう』_北海道大空高等学校(北海道)
大空高校は、令和3年に開校される総合学科40人を募集している新設校です。生徒が在籍していないため、今回は学校に様々な立場から関わる大人の皆さんによって説明をしていただきました!
大空高校の特徴は、大きく分けると3つです。
①自分の学びを探求できる授業カリキュラム
大空高校は選択科目が充実しており、自分の興味関心に合わせて自由に時間割を組むことができます。
また、STEAM教育というScience(科学)・Technology(技術)・Engineering(工学)・Arts(リベラルアーツまたは芸術)・Mathematics(数学)を統合的に学習する教育手法を導入しており、体験的な活動を重視しています。
そのような一人一人にあった学びの形を提供するために、ICT機器なども積極的に導入しているそうです!
②学校の外にも学びのチャンスが溢れている
大空町では「大空町公設塾」が大空高校と同時に開校されます。公設塾は「3つの身作り(自分づくり/繋がりづくり/土台づくり)」をコンセプトに、一人一人違う目標の実現を応援すると話してくださいました。
また、「高校生カフェ」という高校生と地域の方々がつながりを作ることのできる空間を作るためにも、現在動かれているそうです!
このように、学校の外にも学びのチャンスが溢れています。
③「創る」ことから始める、新設校
新設校ということもあり、自分の学びを、そして学校を一緒に作っていくことができることが大きな特徴です。
実際に「共に拓いていきましょう!」の言葉の通り、部活動を一緒に考えたりと学校づくりに参画できるところが魅力ですね。
一期生として高校生活を始めることができる、これはなかなか経験できることではないと強く感じました。
『学校づくりと地域づくりを融合させ、未来を作る人=「飛行機人」を育てること』を目指している大空高校のご紹介でした!
学校紹介② 『先生も町の人も、みんな近いのが自慢です!』_川根高等学校(静岡県)
川根高校は、静岡県で唯一生徒を全国から募集している高校です。今回は学校の先生だけでなく、実際に地域未来留学で進学している生徒の皆さんやコーディネーターの方がお話をしてくださいました!
川根高校の魅力は何と言っても、
です。1クラスの平均人数は13人と非常に少なく、少人数指導にも積極的に取り組んでいるそうです。
選択科目で最低限の人数が集まらなければ授業を行えないことが多くの学校では当たり前のことですが、川根高校は希望者が1人であっても授業を行うとのことでした。
ここまで個人と、その一人ひとりの将来と向き合ってくれる学校は少ないのではないか?と思うほどの丁寧さを感じました。
また、進路指導にはマンツーマンで対応するということを15年以上続けているとのことで、非常にきめ細やかな進路指導を受けられるそうです。
もちろん魅力は学校の中だけには留まりません。
実際に生徒の方々が、街のボランティアへの参加や和太鼓で活躍していることなど、地域の人と直接関わりを持つ中で「この街には、子供の成長を地域全体で見守る、昔ながらの日本の良さがある」と感じたことをお話ししてくれました。
街からインドやカナダへの海外研修にいくことができたり、生徒の生活をコーディネーターや地域の方々、寮のスタッフなど非常に多くの大人が見守っていることも感じ取れました。
「インターネットでは載せきることのできない良さがあるからこそ、ぜひ来て欲しい」と話してくださった川根高校のご紹介でした!
学校紹介③『小さな学校の多様な放課後活動』_大東高等学校(島根県)
大東高校は島根県の桜の名所でもある雲南市にある高校の一つです。小さな町がたくさん集まってできた町だからこそ、感じることのできる良さがあると最初に雲南を紹介してくださいました!
そんな大東高校の特徴として、
があるとのことでした!
①放課後にはそれぞれのチャレンジができる
大東高校は部活動も充実しているほか、自分自身がやりたい!と思ったことを支える仕組みが多く存在しているため、それぞれの「マイチャレンジ」を選択することができます。
だからこそ学校生活はもちろんのこと、放課後も楽しい!んです。
②町丸ごと高校の場所である
「どういうこと?」と思われるかもしれませんが、言葉の意味そのままなんです。雲南には「UCH(雲南コミュニティハイスクール)」という仕組みがあるんです。
雲南市には大東高校の他に三刀屋高校があり、その二つの高校を含めて雲南で一つの高校だ!という風に出来上がったのがUCH(雲南コミュニティハイスクール)なんです。
UCHがあるため、高校自体は小規模でありながらも、地域として大きなつながりも楽しむことができる。そんな一度で二度美味しいのが大東高校なんです。
高校生にとって学校の時間と同じくらい大事な時間である「放課後」の選び方が多様である、大東高校の学校紹介でした!
学校紹介④ 『未来,夢,実現。ひとりひとりを大切に!』_古仁屋高等学校(鹿児島県)
鹿児島県の奄美大島の南部に位置する古仁屋高校。そんな古仁屋高校から、学校の先生と熱量に溢れるたくさんの在校生が学校紹介を届けてくださいました!
古仁屋高校の特徴は何と言っても、その生徒と先生の距離の近さであると感じました。「古仁屋ファミリー」と呼んでいるという学校では、全校生徒99人のうち約2割が地域みらい留学生だそうです。
二年次に進学コースと情報ビジネスコースに分かれて学びを深めるそうなのですが、進路実現に向けた取り組みは非常にきめ細やかなものであると感じました。
少人数生の良さが、グループ学習や授業においてみんなの発言がしっかりと反映されていくことにあるともお話ししてくださいました。
放課後の学習指導に始まり、1対1での個別指導や、学年を超えて多くの先生の指導を受けることのできる面接指導など……。人数が少ないからこそ、徹底的に一人一人に向き合っていることがわかりました。
また、離島の小規模校であるからこその研究活動にも力を入れており、近代遺跡の観光ガイドや白糖工場の研究、町役場とコラボしたCM制作など、非常に多岐にわたるプロジェクトに参加することができるそうです。
「みらい、夢、実現・ひとりひとりが主役!」であることが感じられる、力強い紹介をしてくださった古仁屋高校の学校紹介でした!
Q&Aセッション
※時間や質問の都合上全ての高校が答えていないものもあります。
Q. 県外の人間に排他的であるということはありませんか?
Q. 休日の過ごし方は?
Q. 県外生に期待していることは?
Q. 3年間でどんな変化がありますか?
おわりに
「小規模校の魅力に迫る!」をテーマに4つの学校が、それぞれの学校の取り組みを紹介してくれました。何か興味のあるテーマはありましたでしょうか?高校3年間をどの土地で過ごし、何を学ぶ?というのは、高校を選ぶ際、とても重要なポイントになってくると思います。高校進学を考えるこのタイミングで今一度「私は何に興味があるんだろう?」と自分自身に問い直して、自分にぴったりな最高の高校を見つけることができるといいですね!
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