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数字で見るもっと地域みらい留学【前編】

こんにちは!もっと地域みらい留学編集部です。
お久しぶりのnoteですが、今回から2回にわたって「数字」で見る地域みらい留学についてお届けしていきます。

地域みらい留学卒業生42名にご協力いただき、地域みらい留学について気になる事をデータで見ていこう!という企画です。協力してくださった卒業生の皆さん、ありがとうございました!

ではどんどんアンケートの結果を見ていきたいと思います◎


1. 地域みらい留学を知ったきっかけは何ですか?

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地域みらい留学を何で知ったの?という問いに対して多かったのは「親からの紹介」でした。実際、地域みらい留学の説明会で話を聞くと、最初のきっかけは親御さんで、雑誌や本、テレビやラジオなどから知った情報を中学生に伝えたケースが多く見られます。

ついでテレビで知ったという回答が多くなっていますね!

少数派でいうと修学旅行や高校から直接とった回答が見られます。このような回答に対しては今後、個別のインタビューで詳しく聞いていければと思います!


2. 地域みらい留学に「期待」していたことは何ですか?

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回答結果から読み取れるのは「自らの変化/成長」を求める生徒が多いということです。新しい環境でのチャレンジや、実家暮らしとは全く違う寮生活などを通して自分自身が成長することや変化することを求めているようです。

・地域の大人との関わり
・学校の枠を超えた地域での学び

という回答が多く見られるのは地域みらい留学ならではだと感じました◎

魚釣り…と回答しているのは、島という最高の環境が待っている隠岐島前高校の卒業生でした(笑)


3. 期待していた事を具体的に教えてください。

【新しい環境/新しい出会い】
・人間関係をリセットして始められること
・新しい価値観との出会い
・多様な人との共同生活
・親から離れること、そこから自分で選択できるようになること
・議論できる場や仲間が日常的にあるという環境に期待した。

【人生について考える時間やそれにつながる経験】
・人生について考えるきっかけになること
・地元ではできない経験
・学校内外の学びから進路について考えること
・やりたいことを見つける
・幅広い視野や将来を考えること

【自分の変化】
・今までの自分とは違う自分になること
・自分で選んだという実感/特別感を得ること
・視野を広げて物事に取り組めるようになること。
・人間関係や人との付き合い方が上手くなること
・消極的だったので積極性のある人になりたかった。

【そのほかの回答】
・数多くの魚介類との出会い
・普通の道から外れること
・地域のあり方について学べること
・友達ができること

こう行った前向きな期待を教えてくださる方がいる一方で、「半強制で行ったため、期待することはなかった」と答えている方もいました。地域みらい留学にいく事を決めた人の中にはもちろん前向きな人だけではないと言うこともこのnoteで包み隠さずお伝えしたいと思っています。


4. 地域みらい留学先の地域・学校を選ぶ際、「外せなかったこと」は何ですか?

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見知らぬ土地で3年間過ごすことになるので「外せなかったこと」こそ個性が出るかもしれません。町や学校の雰囲気、学校の馴染めそうか、海・山・森などの環境、などインターネットの情報だけではわからない、中学生自身が感じ取る内容が多いため、これらは実際に高校がある現地に出向いて相性確認している印象です。

また、卒業生の受験当初には地域みらい留学が現在のように広がっておらず、隠岐島前高校と言う選択肢しか知らなかった、と答える方も多くいました。


5. 地域みらい留学先の地域・学校を選ぶ際、「決め手」となったことは何ですか?

【高校/寮】
・その高校しか考えていなかった
・SGH指定校であること
・部活動
・自然科学部によるロケット発射
・県外生徒数の割合の多さ
・寮生活が楽しそうだった

【町】
・町が美しかった
・星の綺麗さ
・今までに見たことがない自然
・海の近さ

【人】
・当時の校長先生にいってもらった言葉
・地域の人や先輩の優しさ
・知り合いが誰もいない
・地域おこし協力隊の人が多いこと

【その他】
・直感
・両親の推しだったこと

制度的なものなどよく調べた上で決定していることがうかがえる回答とともに、人からかけてもらった言葉が印象的だったことや、自然に心を奪われるなど直感に近いもので決めている人もいることが見受けられました。

そしてその「直感」については、卒業生目線から書いた記事があるのでぜひこちらを読んでいただければと思います!


6. 留学前の気持ち

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留学前の気持ちを10段階評価(10が最高)で聞いたところ、ぶっちぎりで10と答える方が多かったです。これだけを見ると、非常に楽しみな気持ちが大きかったことが伺えますが、「不安な気持ちはなかったのか…」と思ってしまいますね(笑)

次の問いでそう考えた理由を見てみましょう!


7. その気持ちの理由を教えてください

【9~10と回答した人】
・もともと自然が好きで、田舎で暮らすことを夢見ていたから。
・釣りがしたくて仕方なかった。
・海があることにワクワクしてた

・自分で行きたいと決めていたから
・小学校から行くと決めていたのと、期待していたことと島でできることが一致してると感じたから。

・想像できない高校生活にワクワクしていたから
・感覚でここが正しい道だと思っていたから
・新しいことに挑戦するのがすごく好きだから。
・やっていける絶対的な自信があった。何がその自信をもたせたかどうかはわからない。

・上で話した通り、新しい所で新しい出会いを望んでいたから。
・早く人間関係を切りたかったので、めっちゃ行きたかった。

めちゃくちゃ前向きです…さすが10と回答した方々です……!
自分で決めたからこそ前向きな感覚を持っている、想像できないことが楽しみであると、その時のワクワク感が伝わってくる回答が多かったです。


【7~8と回答した人】
・やっと親と離れれる!という気持ちと人見知りということもあったので、みんなと仲良くなれるか馴染めるか心配の気持ちもあった。
・すごくワクワクしていたけど、行く直前に少しだけ不安になった
・新しい生活を送れることにワクワクしていましたが、高校の友達となじめるか心配でした。
・地元とは遠くはなれた不馴れなところで自分はどう馴染めるか、知らない場所、知らない人という状況で自分がどう対応できるか少しワクワクしてたため
・楽しみな気持ちもある中で、これから先に起こることがまったく予測できなかったり、家族と離れて暮らすことに不安もあった!
・楽しみだったけど、初めての寮生活、島暮らし、離島。不安は拭えなかった。

一見前向きに見える「7~8」と言う回答でしたが、理由を見てみると何かしらに不安な思いを持っていることが見受けられました。

これまでの知り合いが全くいないと言う環境で友達ができるのか、また地元と離れることの不安や寮生活への不安があったとのことです。

地域みらい留学卒業生である私も、楽しみな反面寮生活で先輩との暮らしが始まることにはとっても緊張していた事を思い出しました……。


【5~6と回答した人】
・期待と同じくらい不安があったので、真ん中の5にしました!
・最初は留学は嫌であったため、担当者の方へ悪印象を与えることばかり考えていました。しかし、地域住民の方々の暖かい心に触れて考えが変わりました。
・僕は親べったりなのでこれどうにかしたいと思い、親と相談し、決まったとき少し不安でしたが、楽しみでもありました。

【1と回答した人】
・半強制でしたので!

決して全員が地域みらい留学に対して前向き出会ったと言うわけではないことがわかっていただけたかなと思います。

反対に、期待を持っていたからこそ入学後にギャップを感じた人もいるため、最初期待が高ければ高いほどいいと言うわけではありません(笑)


まとめ

数字で見るもっと地域みらい留学【前編】では、実際に地域みらい留学に行くまでの事をお伝えしてきました。後編では実際に地域みらい留学に行っている最中、またその後卒業生がどのような進路を進んだのかを見ていきたいと思います!

地域みらい留学生は必ずしも前向きで、みんながみんな成長を求めていたわけではありません。今回はデータ的に見ていきましたが、一人一人に異なる背景があり、物語があります。

「地域みらい留学生」と見てしまいがちに、そう思われてしまいがちにありますが、その一人一人は非常に多様な存在である事もこの「もっと地域みらい留学」でお伝えしていければと思います!


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