テーマ別学校説明会「特徴ある寮」開催レポート
学校紹介①『生活環境も充実!3つの寮を完備』
島根県立島根中央高等学校(島根県)
◆生徒数の各種割合
島根中央高校は、かなり前から県外の生徒の受け入れをしていたこともあって、全校生徒の3分の1が県外生、半分以上が寮生活をしている生徒が占めています。
なので、寮には特に力を入れているので、そこを重点的にお伝えします。
◆寮の種類について
寮は3種類あって、まずご説明したいのが「江風寮」という寮。
こちらは男子女子両方入寮可能な寮です。特徴としては、学校から徒歩2分で同じ敷地内にあります。
続いて、「学習交流センター」です。
こちらは町営の男子寮で、学校から5キロくらい離れたところにあります。
こちらの寮では、先ほどの江風寮と同じで3食全部ついてこの値段となっています。
最後3つ目、写真の真ん中に光っている建物がありますが、こちら最近できました町営の寮でして、「まちごと魅力化センター」といいます。
学校から歩いて5分のところにあります。
各寮では、様々な独自の行事を行っていまして、この流しそうめんの時は、実際に山から竹を切ってきて、それを加工して流しそうめんで使うといった形で、寮生が非常に楽しみにしている行事の一つです。
◆寮のメリット
寮のメリットとしては以下があります。
寮で食事が提供されるので、バランスの取れた食事をすることができ、健康に学校生活を送ることができます。
また寮で一緒に生活する同年代の生徒は、一生の仲間になりますし、
自分で生活していくわけですので、自立心も育っていきます。
ホームページでも情報を発信しているので、ぜひみて見て下さい!
学校紹介②『野菜からコップまで、自分でつくる暮らし
』
徳島県立城西高等学校 神山校(徳島県)
◆学校について徳島県立城西高等学校 神山校 城西高校がある神山町は、山に囲まれた自然豊かな町で、近年では国内外から移住者がきて、様々な人が集まっている面白い町です。野菜からコップまで、自分でつくる暮らし
野菜からコップまで、自分でつくる暮らし
城西高校神山校は、そんな町にある全校生徒約80人の小さな農業高校です。
◆寮について
神山校の寮、「あゆハウス」は2019年度スタートしました。
今はいろいろな出身の生徒7名で生活しています。
あゆハウスには、ハウスマスターという生徒が自主性を持って心地よく暮らすことができるようにサポートする地域の大人がいます。
そんなハウスマスターと寮生が大切にしている価値観として、
暮らしをつくる、互いに関わり合う、自分を広げるという3つの輪を大切にしています。そのためには、みんなが一歩踏み出すことが必要なので、そこも意識をして生活しています。
「暮らしをつくる」という面では、毎日寮生が自ら買い出しに行って、料理を作っています。時々地域の人に地元の料理を教わったりして、作ったりもしています。
食材も自分たちで育てたりもしています。ほうれん草だとか、スイカなど作っています。食器も自分たちで作ったりして、ものづくりを学んでいます。
2つ目の「互いに関わり合う」というポイントでは、毎日夜に寮生たちで話し合いをして、夕食当番だったり朝食当番をみんなで決めたり、
その日にあった出来事や1日の感想をシェアする場を作っています。
そして、2ヶ月に一回行う、ハウスマスターを含めた全体会議では、同じ立場で意見を出し合って、心地の良い暮らしを作っています。
地域の催しにも積極的に参加して、地域との交流を深めています。
そして、地域の人の家にショートホームステイをしたりもして、いろんな話をして人とも交流をしています。
3つめの「自分を広げる」という面では、自分たちで考えた「神山ぐるっとツアー」という企画を開催して、神山の魅力に触れました。
また、僕(生徒)は中学までバスケ部に入っていたのですが、神山校にはバスケ部がなく、やれていませんでした。だったら、やってみたいを実践!ということで、地域の大人も呼んでみんなで一緒にバスケをしました。
すると、地域の方からもう一回やって欲しいとか、次はいつやるの?という声もかけていただいてよかったです。
また最後になりますが、僕(生徒)が神山を選んだ理由について喋りたいと思います。
中学の頃、受験先に悩んでおりまして、親とか先生に勧められてこの神山に見学にきたんですね。そしたら、神山町の自然だったり、地域の人が温かく迎えてくれて、優しさに触れて、ここに来ることを決意しましたね。
学校紹介③『人間力を身に付ける学びの場!』
鹿児島県立古仁屋高等学校(鹿児島県)
◆学校について
古仁屋高校は、鹿児島県の離島である奄美大島の瀬戸内町というところにあります。奄美ブルーと言われるこの真っ青な海、大自然の中でみんな過ごしています。通学路でもこの綺麗な海が見られます。
◆寮について
現在古仁屋高校は、地域みらい留学制度に参加して2年目となりまして、
寮には男子11名、女子7名の計18名の留学生がいます。
男子寮と女子寮の2寮で対応しております。
男子寮は元々あった建物を改築した3階建てです。
食堂は男子寮の1階にあるので、女子は寮から歩いて1分ほどの男子寮に来て食事をとります。
食堂の食事は朝と夕の2食で、地域の婦人会の方々が作って下さいます。
娯楽室には冷蔵庫、電子レンジ、お湯を沸かすケトルなどがあり、共有で使えます。昼食はミニキッチンで自分で用意します。
そのままカウンターでみんなでワイワイ食べたり、自由な時間は畳やソファーでくつろいだり、WIFIが使用できるのはこの娯楽室スペースなので、基本的にここで過ごすことが多いです。
個人部屋には、勉強机、冷房が完備されています。
女子寮は2020年にできたばかりです。
食事の際は男子寮にある食堂にいって食べます。
娯楽室は男子寮と同じくWIFIが設置されていて、くつろいだり勉強したりとみんなの団欒の場となっています。
また、ここも同じく、電子レンジ、ケトルなど使用できるので、休日のお昼は自分たちで用意して食べます。
天気のいい日には、中庭やウッドデッキなどで布団を干したりします。
そのほかの設備はこのようになっています。
インスタグラムで、今回紹介しきれなかった寮生活の様子を発信しているので、ぜひ見て見て下さい!
学校紹介④『体験活動系寮生活、はじめました。』
福島県立只見高等学校(福島県)
◆只見町について
まず只見町ってどんなところにあるの?というところですが、
福島県の西の端、新潟県との県境にあります。
東京からですと東北自動車道を使って約4時間。
JR上越新幹線を使っても約4時間のところにあります。
こちらが只見町を空から見た写真です。
このように山と川に挟まれて、非常に自然豊かな町です。
平成26年にユネスコエコパークに認定されたことから、日本の自然の中心地、自然首都と称しております。
只見町は、人工約4,200人。広さは東京23区の1.2倍の広さです。
ほとんどが山林になっています。そこにあるブナ林は世界遺産レベルで、稀少な動植物も数多く生息しています。
夜になると、東京などの都会などでは見られない天の川を見ることができます。
また、雪も多くふり、写真にあるような生徒が作った雪像を作れるくらい積雪がある地域でもあります。
◆寮について
鉄筋コンクリート3階建の二棟。全部で約60名画入居できる施設になっています。
内装はこのような形で、男子と女子で造りは違いますが、設備は一緒です。
布団と着替えを持ってくれば生活できるという設備です。
食堂は、男女共用でこのような形で、ここで朝晩、作り立ての食事を食べることができます。お昼も、同じ厨房で作ったお弁当を学校に配送しています。
厨房の栄養士の方が、栄養バランスやカロエリー計算を考えて献立を考えてくれています。
また自分の部屋でも勉強できますが、静かに集中して勉強したいという時に使える学習室も用意しています。パソコンとプリンターも備え付けているので、調べ物をして印刷したりなんかもできます。
3年生が使うことが多い設備ですね。
◆学校の行事・イベントについて
学校の行事としては、近くの水田をお借りして田植え体験をやったりだとか、
只見町の一大イベントである雪祭りに、1年生全員で参加して雪像作りをしたりしています。
また、地域の運動会にも参加して、終了後、集会所での慰労会にも参加して地域の方と交流したりしています。
Q&Aセッション
Q電波環境はどんな感じでしょうか?
Q生徒の皆さんは長期休暇はどのように過ごしていますか?
Q普段は何して過ごしていますか?
Q寮に入るにはどんな審査がありますか?倍率は高いですか?
おわりに
「特徴ある寮」をテーマに4つの学校が、それぞれの学校の充実した寮を紹介していただきました。どの学校の寮も最近に建てられ、設備も至れり尽くせりの寮ばかり。地域など外の学びが充実するには、それと同時に安心安全の生活環境が重要です。興味が湧いた寮があれば、是非実際に行ってみて自分に合うかを確かめてみてください!
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