テーマ別学校説明会「小規模校ならではの学び」開催レポート
学校紹介①『小規模高校であることを誇りに!』_小国高等学校(山形県)
小国高校からは、魅力化コーディネーターと実際に高校に通う高校生が説明会に参加してくださっていました!とっても楽しそうな雰囲気が最初からバシバシ伝わってきていました…笑
「Where is Yamagata?」という魅力化コーディネーター のブライアンさんの問いから始まった山形県や小国町の紹介では、山形の自然たっぷりな環境や、美味しそうな食べ物がたくさん紹介されていました…!
そんな山形県小国町にある小国高校は、3年間にわたって生徒たちがなりたい自分に「変態」する高校だそう。
なぜ生徒が「変態」できるのか?というその理由の一つは1年次から始まる「白い森未来探究学」通称もりたんの存在があるそうです。
1年生では地域に浸り、2年生からは自分の「やりたい」を追求していく授業らしく、実際に地域に出て「みる・きく・体験する」という経験を通して学べる環境が。
2年次から始まる「マイプロ」では、道の駅でカフェを開く生徒がいたり、校内をDIYしたり、森の中で開くロックフェスを再開させようとしたり…。今回説明会に参加してくださった生徒のお二人は「同年代の悩みを相談できるカフェを開く」「面白い人の話を聞いて将来に生かす」ことを考えているそう。
その他にも全国の小規模校を小国町に集めて、徹底的に話し合う「全国高等学校小規模校サミット」の企画や運営もできるとのことでした!
地域とのつながりだけではなく、ロサンゼルスへの修学旅行や短期留学制度など、国際的な取り組みもされているそうなので、興味のある方はぜひ一度小国高校の学校説明会に参加してみてください!(公式LINEでの相談もできるそう!最先端…!)
学校紹介②『少人数だからいい!小田で青春送ってみん?』_内子高等学校 小田分校(愛媛県)
スライドを使って説明を始める高校さんが多い中、とっても楽しそうな雰囲気で黒板を使って初めてくださった小田分校の皆さん!(後ろに貼ってある写真が全校生徒の写真だそうで、全員で参加してくださいました!嬉しい!)
小田分校があるのは、四国左上愛媛県の真ん中の山と川に挟まれた場所だそう。そんな小田分校の魅力は何といっても、「少人数」での学校生活であること。全校生徒が59人で、生徒10人以下に対して先生1人という贅沢な授業が普段から行われているとのことでした!
実際に生徒の声を聞いてみても、6割以上の生徒が小田分校の良いところとして「少人数であること」を挙げているそうで、やっぱり高校生からしてみても少人数であることのメリットは多いことが見られました。
少人数であるからこそ、生徒と先生の距離が近かったり、学年を超えて生徒同士が知り合いであったりと、やっぱり人との繋がりは密になっていますね。(教室は広々使えるので、そういった意味では密を回避していました…笑)
周辺に娯楽施設がないからこそ、お互いについて話し、知る時間が長くなるとのこと。地域みらい留学生は寮生活の時間もあるので尚更ですね!
また、学校とは別に塾に行く必要がないほどまめな授業を受けることができるのも小田分校ならでは。写真のように1対1で行われる授業も中にはあるそうで、理解度に合わせて勉強を進めることができますね。
気になる寮については「ほぼ一人暮らし…?」といった充実の環境でした!詳しく知りたい方はぜひ小田分校の学校説明会に参加して見てください◎
学校紹介③『筋金入りの小規模です!!』_宇和高等学校 三瓶分校(愛媛県)
三瓶分校からは、たくさんの高校生が参加・説明をしてくださいました!また実際に第一号の地域みらい留学生として進学した生徒さんも説明会に参加してくださっていました!
豊かな環境と伝統文化の残るのどかな街である三瓶町。そんな三瓶町にある三瓶分校の良さは「筋金入りの小規模校」であること。
筋金入りの…?と思って聞いてみると、なんと今年の生徒数は40名だそう!顔と名前が一致するだけではなく、その日の表情から機嫌までわかるという親密度らしく、ほぼ家族みたいなものなんだな〜と感じました。
驚くポイントはまだまだありました!生徒数40名に対して学校の先生は19名もいるそうで、実際に6人の学年に対して6人の学年の先生がついているとのことでした。(説明の中で「贅沢なのか、ありがた迷惑なのかわからないですね」と生徒の方から話がありました笑)
授業に関しても、少人数での講座が徹底して行われているそうで、大学進学を目指している生徒の中には1対1の授業がある方も。
一人一人のペースに合わせた学びが提供されることで、中学生の頃よりも「わかる」ようになってきたと話がありました。(難易度が上がるのにも関わらず、そうした声が上がるのはすごいですね!)
そんな小規模校のメリットはありつつ、小規模校ならではの大変さもあるそう。その一つは「一人一人が超忙しい…」とのことでした。委員会は1人一つ以上入ることは当たり前で、中にはいくつも掛け持ちをしている生徒もいるそうなんです。
ただその忙しさは、成長につながっているとの実感も。大勢の中の1人であった自分が生徒会に所属したり、リーダーを務めたり…「こんな自分になるとは思わなかった」との声もありました。
また、体育祭などの学校行事が宇和高校と合同で実施されたり、宇和高校にしかない部活動への参加ができるようになったりと、小規模校と本校のいいとこ取りができているようでした!
学校内に放課後21時まで開かれている公営塾があったり、総合的な学習の時間で学年縦割りの探究が行われていたり…ここでは紹介しきれない良さをまだまだたくさん秘めている学校でした。ぜひ一度学校説明会に参加して見てください!
学校紹介④『小規模校の魅力』_辺土名高等学校(沖縄県)
辺土名高校からは沖縄らしいアロハシャツに身を包んだ先生と、生徒の方々が説明をしてくださいました。
辺土名高校は自然環境科と普通科の二つの学科があり、全校生徒は92名とのことでした。そのうち地域みらい留学生は11名(去年4名、今年7名)も!
やっぱり少人数だからこその良さは「生徒一人一人に向き合える環境がある」ということ。一人一人の顔がわかるだけではなく、少人数での授業ができること、習熟度に合わせた授業設計ができること…良さだらけだそう!(高校での学びはやっぱり難しくなるので、そうした学びの形はありがたいですよね…)
また、郷土の授業として三線を引く授業があったり、「やんばるの自然」という授業の中では海に行ったり、山や自然を見ることもあるそう。
蝶の標本作りやマウスの解剖、マングースの剥製作りといった、他では絶対にないだろうな…という特色のある授業も見受けられました!
また、希望者に対して用意されている課外講座も充実しているとのことでした。受験のためだけではなく、検定の対策講座もあるということなので、早くから勉強をする姿勢が身につきそうですね!
入学式から始まり、新入生歓迎スポーツフェスタや学園祭、高校総体の推戴式、平和学習や芸術鑑賞会…などたくさんの学校行事があることも魅力の一つだと感じました。
また、県総体で優勝しているホッケー部があったり、全国大会で入賞する生徒のいるウェイトリフティング部があったりも!
全室個室の寮について(寮内の行事の写真楽しそうでした…!)や、詳しい学校説明に関してはぜひ辺土名高校の個別説明会でお聞きください!
Q&Aセッション
※時間や質問の都合上全ての高校が答えていないものもあります。
Q. 県外生の割合はどのくらいでしょうか?
Q. 中学校で不登校(別室登校)になっている中学生なのですが、そうした生徒でも大丈夫でしょうか?
Q.学校を選んだ決め手になったことはなんですか?
Q.放課後はどんな過ごし方をしていますか?
おわりに
「小規模校ならではの学び」をテーマに3つの学校がお話ししてくださいました。勉強をする環境や、生徒一人一人が主役になれるということは小規模な学校ならではですね…!人数が少ないからこそできること、感じられることも非常に魅力がたくさんあると思うのでぜひ各学校の説明会にも参加してみてください!
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